2011年07月17日

高専カンファレンスin長野2にいってきたよ

というわけで、高専カンファレンスin長野2のみなさん、お疲れさまでした。

とくに運営スタッフや主催をされた方は大変だったと思いますが、
おかげさまでよい休日を過ごすことができましたので、先に感謝の意を表しておきたいと思います。

また、発表者の方もそれぞれ個性的なプレゼンテーションで、
プレゼンのスタイルも大変参考になりましたし内容も勉強になるものばかりでした。

ひとりのオーディエンスとして、とても感謝しております。

さて。

ひととおり、お礼を述べたところで、いろいろ書いていきますか。
まずは辛口モードで。

実はリアルで参加したカンファは三重だけなので、ベースは三重になります。

で、運営に関しては、三重はすごかったんだな、というのが感想。

大幅な時間超過はありましたが、駅からの誘導とか、会場の設営とか、協賛とか、
すごくしっかりとしてたんだなあ、と三重の運営の方を改めてすごいと思いました。

いえ、長野の人がしっかりしてないというわけではないんですよ。

ただ、交通アクセスについては、電車の本数が少ないこととか、
バス停の位置とか、そのあたりの情報が少なかったなあ、と感じたのはあります。
もちろん、母校の人は平気なんでしょうが、
他の高専から単独で来る人はつらいんじゃないかな、と。

三重の誘導が過保護ともいえるレベルだった、というのがあるかもしれませんが。

このあたりは、今後の開催をされる方には気をつかっていただきたい点ですね。
特に、移動経路の写真があるといいかもしれません。
あとは電車の本数とバスの本数!
ググレカスと言われるかもしれませんが、電車一本逃すと、
1時間待ちとか、名古屋県民には予想外すぎたので。
(つまり、僕は電車に乗りそこねた、ということです)

あと、会場の建物入り口でジュースをもらったんですが、
ゴミ箱の案内と「会場は飲食禁止だぞ」の案内がなかったのが痛かったですね。
三重の会場でカツ丼食べた僕が言えることではないですが、
その反省と、今回は前夜祭ラジオを聞いていたので、僕は外に出て飲食しましたが、
まわりの人達は寝耳に水状態でしたし、ジュースを配るときに、一言欲しかったかも。

もちろん、栞には書いてありましたけど。

栞に関して言えば、デザイン性はよかったけど、A4一枚の裏表にあれだけの
情報を詰め込むのはちょっと辛いかな、というのが正直な感想。
予算の問題もあったんだろうけど、A3折り込みぐらいがあの情報量に対しては
適切な紙面サイズだったんじゃないかと思ってます。
十分な紙面サイズがあるからこそ、デザイナーも腕をふるえるわけですし。

夜の部や二日目と栞をわけてもよかったかもしれませんね。
参加者の半分は夜の部が関係ない人たちなわけですから。

あと、受付システムはよかったです。
よかったんですけど、QRコードはやっぱり辛い。
認識率がどれだけだったか、カウントしていたかどうかわかりませんが、
結局、僕の前のふたりの方は、IDを言ってました。僕も認識してもらえなかった。
携帯電話の画面では辛いのかも。
ついでにQRコードを当日の朝に印刷しようとしたら、expireとかも、
ちょっと気を使って欲しかったところです。

が、高専2年生が極めて短時間で作ったシステムとしては、満点だと思います。
商用であのレベルを作れない人たちがたくさんいることを知っている身としては、
大きな拍手で「がんばったね、もっとがんばれ」と伝えたい。

次に、発表に関してですが、大西先生も言っていたとおり、
質疑応答にもっと時間をとれたらいいよね、と。
三重はそのおかげで時間超過がすごかったですが、
それでもいい、と思えるぐらい、質問と回答って大事だと思います。
発表者もいちばん嬉しいフィードバックなんですよね。少なくとも僕はそうでした。

あと、会場に質問がないときはTwitterやユーザーストリームに聞けばいいのにな、
というのも思ったりしました。
まあ、今回は特別、質問を重要視されてなかったのでしょうが。

辛口モードの最後に書いておきますが、
時間の都合で懇親会には参加できなかったけれど、受付と休憩を見ていると、
スタンスとしては「長野高専の年代を超えた同窓会」+「外部の人」って印象を受けました。

もちろん、会場が長野高専なんだから当然だろう、と言われればそうなんですが、
そこから何か広がるのかなあ、というのも疑問としてはあるんですよね。
まあ、たまさんがツイートしてたとおり、いろんなカンファがあっていいと思いますので、
僕は「同窓会スタイル」としての高専カンファという分類をしておこうと思います。

女子高専カンファ、も、たぶん、そういう縛りを活かしたものですし、
縛りをかけたカンファ(例えば現役生オンリー)もいいかもしれませんね。

さて。会場に集まった人の感じですが、やっぱりノートパソコンを使われている方が多かったです。
MachintoshとPCでの比率は1対1といったあたりでした。カウントしたわけではないですが。
あと、三重を知ってる僕からすると、驚異的だったのが女性比率。
20%以上ですよ。このあたりは「どうしてこうなった!」というあたりです。

あと、メガネ率が高いのは高専カンファだから当然として、
DSLR率が高い。もう、真っ黒な大きいカメラばかり。
フィルムカメラな女子がいて癒されたくらいに、みんなデジタル。

ついでにカッコイイ男子が多いんですよね。浴衣もあいまって。
このあたりが女性比率の高さとなにか相関があるのかな。
でも三重もカッコイイ男子多かったよね。

人数の多さも特筆するべきかもしれまんせんね。
120人でしたっけ? 階段教室がいっぱいになるという。

浴衣の女性も多かったです。浴衣の男女が並ぶと風情がありますね。

最後は各発表について、コメントしておこうと思います。

<開会のおはなし>
開会の副校長の挨拶。この人、おもしろいですね。
高専の先生はおもしろいひとが多いので好きです。母校はダメだったけど。。。
リンゴ畑がコンビニがわりでお縄になった話とか、笑わせてもらいました。
ドラ娘のまさかの開会挨拶インタラプトもよかったです。

<ナレーション>
司会の女性のナレーションはプロ級です。これはすごかった。
声質もあるのかもしれませんが、聞き取りやすいし、合間合間のコメントも、
素人じゃないと思わせるほど。やはり司会は重要ですね。

<基調講演:久保田先生「ルネッサンス」>
いきなりWindows再起動中でした。
中国の宋代が専門の歴史の先生です。
15世紀のコンスタンチノープル陥落からちょっと詳しめに、ルネッサンスの説明。
大西先生のために、ヘルメス文書やケプラー、ガリレオ、ニュートンを使うあたり、
用意周到って感じです。
ホイッグ史観の説明をはさんで、宋代の中国のルネッサンスについて。
で、ルネッサンスって、進歩史観で見ると、近代のスタートなんですが、
ポストモダン的な見方では、進歩は異常値なんだよ、というあたりで。
面白かったです。スライドの公開が待ち遠しいですね。

<基調講演:大西先生「はやぶさは星になった」>
海王星の発見後、公転一回記念日が先日にありました。
が、実はガリレオ・ガリレイは既にスケッチしていたよ、と。
そこから太陽系型惑星の形成過程についてのおはなし。
このあたりは『松井教授の東大駒場講義録』のエッセンスっぽい感じでした。
そこからイトカワ(C型小惑星)のラブルパイル構造へ話がうつり、
はやぶさのおはなしを簡単にされたあと、
メインの、はやぶさが大気圏に突入したときのおはなし。
面白くて勉強になるおはなしでした。これもスライドの公開が待ち遠しいです。

<一般発表:kinoteaさん「ゲームの電気なお話」>
神戸在住でアーケードベームのハードウェア設計をされている、kinoteaさんの発表。
主に電気機器安全法とPSEマーク、電気機器の分類についての発表。
ゲームセンターにある、あのマシン、について、分類していくおはなしでした。
もうちょっと認証機関(JQA?)とのゴタゴタみたいなところを聞きたかったなあ。

<一般発表:masamoさん「PAのすすめ/技研のお仕事」>
こちらはドラでタイムアップ。技研のお仕事は間に合わなかったですが、
PAの話をしてくれました。ミキサーとかフットモニターとか。
Soundhouse(音屋)とか、Shure SM58とか、RODE NT1とか、馴染みの単語が。
最後の自室の写真にRoland SC-88Proが写っていて、懐かしいのう、となりました。

<一般発表:sn_monochrさん「工高生が高専生にマイコンカーの紹介をします」>
セプキャン参加経験者でサイボウズラボユースキャンプの招待者というエリート工業高校生。
ライントレースなマイコンカーラリーの話を発表。
たまにはネタのないプレゼンもいいもんです。真面目なプレゼンです。
内容はスライド公開を待ってもらうとして(見ればわかるんで)、
発表してくれモノクロームさんはガチ技術者です。18歳でありえないスペック。
即戦力でいけますね、この人、ってぐらい。

<一般発表:kawatasoさん「仮想空間で仕事をしよう」>
会場の無線LAN環境を整えてくれたkawatassoさんの発表。
あとイケメン。あとフード付きデジタル一眼レフカメラ。
KVM(Linux Kernel based Virtual Machine)の話でした。
プレゼンスタイルも独特で、淡々と比較的早めのしゃべり方で、
1スライドあたり10秒以内に切り替えていました。
ちなみに、この人の真似をするのが僕には一番向いてるかもしれないな、と思いました。
VMの話も、元ITインフラ管理者として、参考になりました。
スライドも面白かったです。同棲中のVMとか、飼っているOSとか。
発表コンテンツの密度では今回、間違いなくトップでしょう。
分類としては技術紹介プレゼンスタイルです。普段もやってるんだろーな。
で、スライド公開マダー(AA略

<一般発表:meke_mekeさん「Dの物語」>
Momonga Linux のリリースマネージャさん。高専中退してからの物語。
DはDランクのDだそうです。ブラック会社に勤めてから、
Linuxを勉強して、Linuxの技術を活かして転職した話。
あと、件のチャーハンについての説明。

<一般発表:FromAtomさん「これからのプレゼンの話をしよう」>
今回のTwitter賞および発表賞。あと浴衣。あとイケメン。この人は、モテるね。
英語でスタート。さんでる先生のオマージュですね。
音声認識とKinectを使って、プレゼン用のPDFを開こうとしたり。
音声認識をきちんとしていて、すごかったです。認識エンジンは何を使ったんだろう?
標準入力をひろうのはLLでスクリプト書いておけばいいにしても。
で、プレゼンツールの歴史をやっていってプレゼンソフトに使われてないかい、と。

写真の使い方やなんかもうまかったです。声質もいいしね。聞き取りやすい。
このあたりはとても参考になりました。
この人のプレゼンの仕方自体が、プレゼンの勉強になるなって感じです。
特にスライドをイメージ写真にして、自分の話に聴衆のアテンションを惹きつけるあたりとか。
ただ、腕に自信がないとやれないタイプの経営者プレゼンスタイルですね。

<一般発表:yosshy666さん「DEATH MARCH 〜プロジェクトのカオスへようこそ〜」>
デスマーチの話です。人月の神話とか、あのあたりですね。
販売管理ソフトウェアの開発をネタにされてました。
隣のチームとかがよくやっていて、思い出し涙でした。

<一般発表:itoukaitoさん「ポスターの作り方」>
今回のポスターを作成された、イトウカイトさんのプレゼン。
Inkscapeを使ってポスターを作るメイキングを、Inkscapeを使って発表されてました。
考えながら作業をするんじゃなくて、先にMINDMAPとか使って考えをまとめておくと、
いいよ、というお話を交えつつ、今回のポスターができあがっていく過程を発表。
これはGobuさんあたりが好きそうだなあ、と思ってたら、やっぱりツイートがありましたw

<一般発表:takesakoさん「高専生のための顔文字プログラミング入門」>
サイボウズラボの人。
pypyencodeやaaencodeの話を実例で発表。
目の前で顔文字スクリプトが動作するのでは、会場が沸いてましたね。
原理はわかるんだけど、実装しちゃうあたりの変態っぷりがGJ。
ゆのっちえんこーどがよかったです。ひだまり、4期こないかなあ。。。
一番、会場の反応がよかった発表はこちらでしたね。
スライドもバランスのいい作りだったと思います。

というわけで、そんな感じの発表で、楽しませてもらいました。
やっぱり笑えて、感心して、勉強になる高専カンファって、いいもんだなあ、と。
ちょっと否定的になってる時期もあったけど、やっぱりこのフレームワークは
たいしたもんだと、改めて思いました。生おびなたんも見れたし。

高専カンファのさらなる普及を祈って、今日はこのあたりでキーボードをしまいます。

posted by kirikuzudo at 23:17| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑記
この記事へのコメント
> ただ、交通アクセスについては、電車の本数が少ないこととか、
> バス停の位置とか、そのあたりの情報が少なかったなあ、と感じたのはあります。
> もちろん、母校の人は平気なんでしょうが、
> 他の高専から単独で来る人はつらいんじゃないかな、と。

> 三重の誘導が過保護ともいえるレベルだった、というのがあるかもしれませんが。

> このあたりは、今後の開催をされる方には気をつかっていただきたい点ですね。
> 特に、移動経路の写真があるといいかもしれません。
> あとは電車の本数とバスの本数!
> ググレカスと言われるかもしれませんが、電車一本逃すと、
> 1時間待ちとか、名古屋県民には予想外すぎたので。
> (つまり、僕は電車に乗りそこねた、ということです)


何か勘違いされていませんか?
高専カンファレンスってお客様感覚で来るイベントじゃないですよ。
たとえ、その点に関してアナウンスが弱いという事があったとしても、本質には関係しませんよね。
ただのあなたのわがままだと思うのです。


高専カンファレンスの本質は勉強会です。
勉強をしに来るのに、下調べもせずに来るのはおかしいと思いますよ。

あと、
> 1時間待ちとか、名古屋県民には予想外すぎたので。
この発言は非常に失礼だと思いますがいかがでしょうか?
都会に住んでて何か偉いことでもあるんですか?
Posted by at 2011年07月18日 01:08
こんにちは、長野2の雑務筆頭です。
長野2へのご参加、ありがとうございました!

辛口コメント、とても悔しいと共に、非常に参考になります。ありがとうございます。
特に、
>>ただ、交通アクセスについては、電車の本数が少ないこととか、
>>バス停の位置とか、そのあたりの情報が少なかったなあ、と感じたのはあります。
の辺りは、しっかりと振り返り会で触れておきたいところです。
全国から人が集まる以上、どんなに些細な情報でも触れておくべきでした。

今回は、質疑応答については基本的に懇親会でお願いしようといったスタンスでした。
ただ、やっぱり本会の中でも質疑応答があって然るべきですね。
時間の遣り繰りというのはどこであっても頭を悩ませる問題ですが、次はもっと工夫出来るように心掛けたいと思います。

「同窓会スタイル」については、実は僕も多少の問題意識はあったりしました。
外部からの人を呼び込む以上、そうした人たちにも何か益のある「勉強会としての高専カンファ」を見つめ直したい、そんな意味での「ルネッサンス」というテーマでもあります。
結局、時間不足+準備不足+力不足+周知不足+諸々不足で、全く意味を成さなかった点は反省の余地すら無いわけですが……。
もしこれ以降のカンファに関われる機会があれば、もう少しじっくり考えてみたい課題です。

最後にもう一度、辛口コメントにお礼を申し上げます。本当に参考になります。
また機会があれば、何処かでお会いしましょう。
Posted by Whimsical_Cat at 2011年07月20日 11:24
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