2011年06月17日

『隷属への道』を読む 第1回

唐突にはじまった、シリーズ「『隷属への道』を読む」。

以前に読んだ『隷属への道』を最近ぱらぱらと読み返していたところ、
あまりにも現在の状況を指摘しているような文章が多いため、
これは一度、ゆっくり読み直したほうがいいだろう、と。

で、どうせ読み直すなら、自分がひっかかった部分を引用し、
現在の日本社会との対比をしつつ読み進める様をコンテンツ化してしまおうと、
シリーズ化を決めました。

 ちなみにはじめに読んだときの感想
 http://kirikuzudo.sblo.jp/article/37354516.html
 (書籍情報などもこちらに)

まあ、1週間に1回、更新できればいいほうだと思いますが、
時間をかけてでも、全章からまんべんなく引用していこうと考えていますので、
おつきあいください。

では早速。

このようにして、大西洋の両側において、アメリカとイギリスは個人主義と競争的資本主義を唱えながらも、実行面では社会主義を実践しているといっても、必ずしも言い過ぎではないのだ。ゆえに今こそが、『隷属への道』を読むのに、ふさわしいときと言えよう。
(1994年版への序文、ミルトン・フリードマン)

ミルトン・フリードマンは1976年にノーベル経済学賞を受賞したリバタリアニズムの経済学者です。
http://en.wikipedia.org/wiki/Milton_Friedman

この引用文は1994年版の発行に際して、ミルトン・フリードマンが寄せた序文の最後の一文です。
1990年代を生きる人への紹介文となっている、この序文の12ページだけでも
読むのにずいぶんと時間がかかるものなのですが、実はここがこのシリーズの動機づけにもなっています。

この12ページの紹介文でミルトン・フリードマンが書いているのは、

  おまいら自分では気がついてないかもしれないけれど、
  実は現代の主要先進国はほぼ全て、集産主義にどっぷり浸かってるんだぜ?

  自分は資本主義にどっぷりだと思いこんでるだろ?

  それに気がつかないのが集産主義の罠であり、『隷属への道』なのさ。

  悪いことは言わないから、この本を読んでみろよ。

  自分の愚かな思い込みが身にしみてよくわかるぜ?

ということです。
彼は主にアメリカとイギリスについて、いくつかの兆候を取り上げ紹介文中で解説していますが、
それを読んでいると日本もその例外でないことはすぐわかります。

日本の実例については今後の引用で取り上げることになると思いますので、紹介文からはこれだけです。

(第2回につづく)
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