2011年04月03日

我々は理系ではない!工科系だ!

「理系」なんて言葉をよく耳にする。
「理系男子」だとかなんとか。

オタクっぽい人まで、いまや「理系」扱いである。

私はオタクであるが、この扱いには我慢ならぬ。

「理系」はもっと理学に通じた人々が称すべきカテゴリである。

オタクならオタクと呼べばよい。
語感が悪いというのなら「工科系」はいかがか。

だいたい行列式や集合をすいすい扱えない我々が、
理系などとは言えない。間違っておる。

微分方程式までなら「工科系」でよいではないか。

理系と工科系の一部は重なるが、それはよい。
工科系でもきちんとしている人たちはいる。
そういう人たちは「理系」と読んでも差し支えないだろう。

しかし、高専卒で働いている人たちはどう考えても、
「理系」より「工科系」だ。

そしてまあ、高専卒でも「文系」はいるわな。
神林長平(「戦闘妖精・雪風」の著者)がその筆頭だが。

私もどちらかといえば「文系」で、
かつては試験のために微分方程式をがりがりと解いたが、
いまは四則演算程度しかおこなわぬし、
物事を言語ベースで扱うやり方は「工科系」とも言い切れぬし、
「理系」では断じてない。図面はかくけれどな。

同様に科学技術と一緒くたにされるが、
科学と技術はもともと肌合いが違うものである。
細かい議論は吉田武先生の「虚数の情緒」の序章を読まれたい。

興味のない人が多数であろうが、
科学は真理の探求、技術は幸福の実現、と目標がそもそも違うし、
必要とされる生き方自体が異なる。

そんなわけで、世の中で「理系」というワードを目にする度に、
心のなかでそっと嘆息するのである。

それを今回は文章にしてみた次第だ。

posted by kirikuzudo at 23:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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