2010年06月28日

新しい物を作る人になるには


本日は野田篤司さんのエントリを引用。

「新しい物を作るには」
http://anoda.cocolog-nifty.com/mad/2010/06/post-a259.html

さすが、一線級のエンジニアは考えがしっかりまとまってる。


 本来、「最小限の機能から徐々に成長させるもの作り」は
 世界初だけでなく、日本初、組織初、個人初と縮小しながら
 「再発明」され続けなければならない。


というあたりで激しく頷いてしまった。
これがキャリアの差というやつなのかな。

あとは教育に関して。


 だから、「教育」と称して、その辺を回避して、「教え」てしまうことが多い。


教育に関しては、私はどちらかというとまだ教えられるというか、
現場で失敗しまくって覚えている最中なのだけれど、
やっぱり自分がしでかした失敗というのは忘れない。

そして、失敗のリカバリを必死こいて考えて、
とにかくなんとかしたときの手法ってのも忘れない。

忘れない、ってのはいいこともわるいこともあるけど。

原因をきちんとさぐらずに下手に一般化しちゃうと、
別の事例に無理に適用して、そこでまた大失敗とかも、ね。


 頭をしぼり、「必要最小限の機能の構成」を考えることは厳しい。でも楽しい。


これもわかる。「必要最小限の機能」はほぼそのまま、
顧客の要求を顧客の予算ギリギリまで折衝して詰めたもの、
だったりする。

考えるのはしんどいし、ギリギリの世界は胃が痛くなるけど、
この感覚、ちょっと麻薬みたいな楽しさがあるんだよなあ。

いや、ちゃんと見積は余裕を持ちますけどね。
それでもいつも利益が消えてるんですけどなぜでしょう(泣)。
利益率の面からは手をだすべきじゃないとわかってるけど、
ついつい「やらせてください」とお客さんに言ってしまう。

さて。

で、ずいぶん前から「新しい物を作る方法」を見つける方法、
ってのを私も未熟者なりに考えていたんですが、
やっぱり「系統発生」って大事なのかな、と。

電源だったら、

 トランスと3端子レギュレータ
 -> トランジスタとOPアンプを追加してNFB
 -> 実時間スイッチング
 -> PWMスイッチング
 -> 電流モード制御

みたいな感じで一歩ずつ、それまでの技術を実地でなぞっていく。
(正直、回路の話はよくわからんのですが)

こうすることでエンジニアは系統発生的に、
過去から現在に至る技術の進展と失敗を実地に経験し、
新しい進歩への道を作っていくのではないかと。

野田篤司さんが書かれている「最小限から」とはちょっと違うかもしれないけど。

で、上記のとおりだとすると、
教育環境としては、系統発生をたどるような、
出来の良いRPGみたいに入念に作り込まれた、
ある意味、ゲームのような環境が必要なんじゃないかと。

例えば、ロボコンや各種製作物の競技会などは、
自然とそういう場になっていると思います。

要求される事項があって、それに対して自分のアイディアを
現実と妥協しながら、最終的に完成して動作するものにする。

実際、人を育てることはとても難しく、
環境から学んでもらうことを期待するしかないのなら、
私たちがすべきことは環境というか
プラットフォームを用意することなんじゃないかな、と。

で、そこで自ら学ぶ方法を覚えてもらわないといけない。

自ら学ぶ方法を教えるってことは、
教育論や下手すると哲学の領域なんだけれど、
最終的には、やはりそこを考慮せずにおくことは
できないんじゃないかと思ったりする。

でも、インターネットというインフラが使える私たち以降の世代というのは、
そういう意味ではとても恵まれているのかもしれませんね。

体験的に、自分で学ぶ方法を覚えて、新しい物を作る方法を覚えていける、
そんなプラットフォームの断片が、インターネットというインフラにはある気がします。
posted by kirikuzudo at 07:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑記
この記事へのコメント
One of these brilliant methods is by availing itself in the services of a exclusive security service.
Posted by SEIKO 電波時計 at 2013年06月15日 17:38
There may be certainly a few fundamentals tips every soccer coach would need to know to have an effective soccer team. Coaching soccer can often be very rewarding, a ton of fun but also very challenging.
Posted by ケイトスペード バッグ at 2013年08月07日 22:44
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